光回線 / GUIDE

フレッツ光から光コラボへ「転用」する手順|料金はいくら下がる?デメリットは?

フレッツ光からドコモ光・GMOとくとくBB光などの光コラボへの切り替えは「転用」という手続きで、原則工事不要・電話番号もお客さまIDもそのまま、回線とプロバイダの2本立て料金を一本化できます。本記事では、事業者変更との違い、転用承諾番号の取得方法(NTT東日本/西日本の窓口・有効期間は取得日を含む15日間)、申込から切替までの4ステップ、にねん割など割引の扱い・プロバイダ解約の要否・費用を整理しました。制度面の情報は2026年6月10日時点のNTT東日本・NTT西日本・NTTドコモ公式情報に基づきます。

更新日: 2026-06-10

結論:転用は4ステップ・原則工事不要で「回線+プロバイダ」を一本化できる

フレッツ光から、ドコモ光やGMOとくとくBB光などの光コラボ(光コラボレーションモデル)への切り替えは 転用 という手続きで行います。同じNTTの光回線設備をそのまま使うため 原則として新たな工事は不要 で、お客さまID・ひかり電話の電話番号も継続できます(NTT東日本・NTT西日本公式・2026-06-10確認)。フレッツ光は「回線はNTT東西+プロバイダは別契約」の2本立て払いですが、光コラボは両方が一体になった1本の契約・1枚の請求にまとまるのが大きな違いです。手続きには 転用承諾番号 の取得が必要で、流れは次の4ステップです。

  1. NTT東日本/西日本から「転用承諾番号」を取得する(有効期間は取得日を含む15日間)
  2. 光コラボ事業者に転用で申し込む(承諾番号+契約情報が必要)
  3. 切替日を待つ(原則工事なし。切替をもってフレッツ光は自動解約)
  4. プロバイダの解約・設定を確認する(転用では自動解約されない。変更した場合は自分で解約)

転用とは — 事業者変更との違い

転用とは、フレッツ光(およびひかり電話ネクスト)を利用中の人が、新たに工事などを実施することなく、契約先をNTT東日本/西日本から光コラボ事業者に変更する手続きです(NTT西日本公式・2026-06-10確認)。転用するとフレッツ光の契約は解約となり、光コラボを新規契約する形になります。よく混同される「事業者変更」は 光コラボから別の光コラボへ 乗り換える手続きで、出発点が違います。

転用・事業者変更・新規契約の違い(2026-06-10時点・NTT東西公式の制度区分)
手続き乗り換え元 → 乗り換え先工事必要な番号
転用フレッツ光 → 光コラボ原則不要転用承諾番号
事業者変更光コラボ → 別の光コラボ(フレッツ光に戻す場合は新規契約扱い)原則不要事業者変更承諾番号
新規契約独自回線(auひかり・NURO光等)⇔ 光コラボ など設備が変わる乗り換え開通工事が必要

本記事は「フレッツ光 → 光コラボ」の転用を扱います。すでに光コラボを契約していて別の光コラボへ乗り換えたい場合は手続きが異なるため、事業者変更ガイド を参照してください。

転用のメリット — 料金一本化・スマホセット割・番号そのまま

  • 回線+プロバイダの2本立て料金を一本化できる — フレッツ光はNTT東西の回線利用料とプロバイダ料金を別々に払う構造。光コラボは一体型のため合計の月額が下がるケースがあり、請求も1本にまとまる
  • スマホセット割を使えるようになる — フレッツ光にはスマホセット割がないが、光コラボならドコモ光×ドコモ、GMOとくとくBB光×au・UQ mobileなど、スマホとのセット割を適用できる
  • 原則工事不要・立ち会いなし — 同じNTT回線設備を使うため、新たな工事は原則発生しない(タイプ変更等を同時に行う場合を除く)
  • お客さまID・ひかり電話の番号はそのまま — 転用ではひかり電話の電話番号を継続できる(NTT東西公式・2026-06-10確認)
  • ネットの空白期間が生じにくい — 切替日にフレッツ光から新契約へ移行し、フレッツ光は自動解約されるため、解約→新規のような「使えない期間」が基本的にない

転用の注意点 — にねん割・プロバイダ・回線品質

  • フレッツ光の割引は転用で終了する — にねん割・単身&かぞく応援割などの割引やキャンペーンは転用に伴い終了。ただし 終了に伴うにねん割の解約金は発生しない(NTT東日本公式・2026-06-10確認)。NTT西日本も光はじめ割などの料金割引の解約金は請求しないと明記
  • プロバイダは自動解約されない — 転用してもフレッツ光で契約していたプロバイダの契約は自動では消えない。転用先でプロバイダが変わる場合は 自分で解約手続きが必要(NTT西日本公式・2026-06-10確認)。放置すると光コラボの月額とプロバイダ料金の二重払いになる
  • プロバイダの違約金・メールに注意 — プロバイダの契約解除料(違約金)がかかる場合や、プロバイダ発行のメールアドレスが使えなくなる場合がある。銀行・各種サービスの登録メールは事前にフリーメール等へ変更しておくと安全
  • 回線品質そのものは変わらない — 転用後も使うのは同じNTT回線。最大速度や建物の配線方式は変わらないため、マンションのVDSL方式が原因の遅さは転用では解決しない(詳細: マンションでVDSL方式しか選べない時の対処法)。プロバイダ網の混雑度合い(IPv6 IPoE対応)は変わるため、夜間の体感が改善するケースはある
  • NTT回線を使う点は転用後も同じ — 光コラボはNTT東西のフレッツ網の卸提供のため、回線への「縛り」は実質続く。NTT網から離れたい場合は転用ではなく独自回線への新規契約(工事あり)になる
  • 転用できないケースがある — フレッツ 光マイタウン ネクスト契約中や、自治体連携でフレッツ光を提供する一部エリアは転用不可(NTT西日本公式)
  • 不審な勧誘に注意 — NTT東西が電話や訪問で転用や承諾番号の取得を勧めることはない(両社公式)。「NTTの新プランに切り替え」を名乗る勧誘は光コラボ事業者や代理店の営業のため、社名とサービス名を必ず確認する

転用承諾番号の取得方法 — NTT東日本/西日本の窓口・必要情報・有効期限15日

転用承諾番号は、契約しているのがNTT東日本かNTT西日本かで取得窓口が分かれます。発行手続きができるのは フレッツ光の契約者本人のみ で、代理店や光コラボ事業者は代行できません(NTT西日本公式・2026-06-10確認)。手続き前に次の4点を手元に用意しておくとスムーズです。

  • お客さまID(CAFで始まる番号)または ひかり電話の電話番号 — 「ご契約内容のご案内」や開通案内の書面で確認
  • フレッツ光の契約者名
  • フレッツ光の利用場所住所
  • 現在の支払い方法 — NTT東西からの請求書やクレジットカード明細で確認
転用承諾番号の取得窓口(2026-06-10時点)
契約先Web電話
NTT東日本あり(flets.com の転用手続きページから申請)あり(電話番号・受付時間は同ページに記載)
NTT西日本flets-w.com の転用手続きページから申請(午前8時30分〜午後10時・土日祝も受付)0120-553-104(午前9時〜午後5時・土日祝も受付・年末年始12/29〜1/3を除く)

転用の手順4ステップ

  1. 転用承諾番号を取得する — 前章の窓口で契約者本人が手続き。番号と有効期限に加え、利用中のフレッツ光サービス・オプション・プロバイダも控えておく
  2. 光コラボ事業者に転用で申し込む — 申込フォームの「転用」枠から、承諾番号と契約情報を入力。フレッツで使っていたプロバイダを継続できるか(例: ドコモ光は提携プロバイダならそのまま使える)、変更が必要かをここで確認する
  3. 切替日を待つ — 原則立ち会い工事なし。転用完了日(=フレッツ光の解約日)は光コラボ事業者への申込日から2営業日目以降で、具体的な日程は事業者から案内される(NTT西日本公式・2026-06-10確認)。ドコモ光の場合、申込日確定から利用開始まで2週間〜1か月程度が目安(NTTドコモ公式・2026-06-10確認)
  4. プロバイダの解約・設定を確認する — プロバイダを変えた場合は旧プロバイダを自分で解約する(自動解約されない)。切替日以降、ルーターの接続設定(プロバイダの接続ID等)の変更が必要な場合がある

転用にかかる費用 — 工事費は原則不要

転用で発生しうる費用(2026-06-10時点)
費用項目金額の目安備考
転用先の契約事務手数料3,300〜4,950円程度(税込)ドコモ光は4,950円で利用開始日の翌月請求(NTTドコモ公式・2026-06-10確認)。事業者により異なる
工事費原則0円転用と同時に速度プランの変更(品目変更)等を行う場合は工事料が発生(NTTドコモ公式・2026-06-10確認)
フレッツ光の割引の解約金0円にねん割等の終了に伴う解約金は発生しない(NTT東日本公式)。光はじめ割等の解約金もNTT西日本は請求しない
プロバイダの契約解除料プロバイダ・コースによる違約金がかかる場合がある(NTT西日本公式)。契約中のプロバイダの会員ページで確認
フレッツ光の工事費残債分割払い中の残額転用後の取り扱いは光コラボ事業者へ確認(NTT東日本公式)
転用月のフレッツ光利用料日割り精算転用までの利用料は1日単位の日割りで計算されNTT東日本から請求(NTT東日本公式)
  • プロバイダの契約状況を先に確認する — 違約金の有無・更新月・メールアドレスの扱いの3点。転用先で同じプロバイダを継続できれば解約自体が不要になる
  • フレッツ光の工事費を分割払い中か確認する — 残債がある場合の扱いは転用先の事業者によって異なるため、申込時に確認する
  • 特典の対象条件を確認する — キャッシュバック等が「転用」の申込でも対象になるかは事業者・キャンペーンで異なる。申込前に必ず公式サイトで確認する

転用先はどう選ぶ?

転用しても回線品質そのものは変わらないため、転用先は 月額・スマホセット割・解約条件・特典 の4点で選ぶのが合理的です。スマホセット割対象の系列があるならまずそこを、セット割対象のスマホを使っていないなら縛り条件が緩く月額が抑えめの事業者を——この順で絞ると迷いません。

  • au・UQ mobileユーザー/セット割なしで安く使いたい人GMOとくとくBB光。au・UQ mobileのスマホセット割対象で、縛り条件が比較的緩く解約金が抑えめ。転用での申込にも対応しています(いずれも2026-05-02確認時点)。月額・キャッシュバック等の最新条件は申込前に必ず公式サイトで確認してください
  • ドコモユーザーOCN インターネット×ドコモ光。ドコモ光パックでスマホとセット割引、IPv6(IPoE)対応(NTTコミュニケーションズ公式・2026-05-26確認時点)。ドコモ光の転用は契約事務手数料4,950円(NTTドコモ公式・2026-06-10確認)
  • じっくり比較したい人光回線おすすめランキング光回線の横並び比較 で月額・速度・セット割を一覧で確認

転用に関するよくある質問

Q. 転用で工事は本当に不要ですか?
A. 原則不要です。転用は「新たに工事などを実施することなく」契約先を変更する手続きとNTT東西が案内しています(2026-06-10確認)。ただし、転用と同時にタイプ変更(速度プランの変更)や移転を行う場合は、工事やお客さまID・電話番号の変更が発生する場合があります。
Q. ひかり電話の電話番号は変わりませんか?
A. 転用ではお客さまIDとひかり電話の電話番号をそのまま利用できます(NTT東西公式・2026-06-10確認)。ただしタイプ変更等を同時に行う場合は番号が変わる場合があるため、申込時に光コラボ事業者へ確認してください。
Q. 転用承諾番号を取得しただけでフレッツ光は解約になりますか?
A. なりません。フレッツ光が解約になるのは転用完了日(切替日)です。承諾番号を取得しても、有効期間の15日間を過ぎれば失効するだけで、フレッツ光の契約はそのまま継続します。検討段階で取得しても不利益はありませんが、期限内に申し込めるよう乗り換え先を決めてからの取得をおすすめします。
Q. プロバイダはどうなりますか?解約は必要ですか?
A. 転用ではプロバイダ契約は自動解約されません(NTT西日本公式・2026-06-10確認)。転用先で同じプロバイダを使い続けられる場合(例: ドコモ光の提携プロバイダ)は解約不要です。プロバイダが変わる場合は、切替完了を確認してから自分で旧プロバイダを解約してください。放置すると二重払いになります。
Q. フレッツ光の「にねん割」の解約金はかかりますか?
A. かかりません。にねん割などフレッツ光の割引・キャンペーンは転用に伴い終了しますが、NTT東日本は「終了に伴うにねん割の解約金は発生しません」と明記しています(2026-06-10確認)。なお、にねん割は2023年9月30日で新規受付を終了し、2024年3月に満了月を迎えた契約から順次提供を終了しています。
Q. 転用した後、また別の光コラボに乗り換えたくなったら?
A. 転用後の乗り換えは「事業者変更」という手続きになります。こちらも原則工事不要・電話番号そのままで乗り換えられるため、転用が乗り換えの「行き止まり」になることはありません(手順は 事業者変更ガイド を参照)。一方、フレッツ光に戻す場合は新規契約の扱いとなり手数料等がかかります(NTT東日本公式・2026-06-10確認)。

まとめ:合計月額を出してから、番号取得→即申込

転用は、工事も電話番号の変更も原則なく、ネットが使えない期間も生じにくい手続きです。フレッツ光ユーザーが月額を下げる手段としては負担が軽い部類ですが、「必ず安くなるとは限らない」(NTT西日本公式)ため、判断の起点は今の合計月額の把握です。

  1. 「フレッツ光+プロバイダ」の合計月額と、プロバイダの違約金・メールの扱いを確認
  2. 転用先を決める(スマホセット割→月額→特典の順で比較。迷ったら 横並び比較 へ)
  3. 転用承諾番号を取得したら15日以内に即申込 → 切替 → 旧プロバイダの解約を確認