光回線 / GUIDE

光回線の乗り換えで「ネットが使えない期間」を作らない手順|解約と開通の順番が9割

光回線の乗り換えで「ネットが使えない空白期間」が生じるかどうかは、乗り換えパターンでほぼ決まります。事業者変更・転用なら原則空白なし、設備が変わる新規乗り換えは「新回線の開通が先・旧回線の解約が後」が鉄則です。空白を防ぐ段取り、先に解約してはいけない理由、工事が間に合わない時のつなぎ手段、在宅勤務者向けの切替前後チェックリストを整理しました。制度面の情報は2026年6月10日時点のNTT東西・NTTドコモ公式情報に基づきます。

更新日: 2026-06-10

結論:空白期間のリスクは「乗り換えパターン」で決まる

光回線の乗り換えで「ネットが使えない期間」が生じるかどうかは、段取りのうまさより先に、どの乗り換えパターンに当てはまるか でほぼ決まります。まず自分のパターンを確認してください。

乗り換えパターン別の空白期間リスク(2026-06-10時点・NTT東西公式の制度区分)
パターン空白期間のリスクやること
①事業者変更ドコモ光→GMOとくとくBB光 など光コラボ→別の光コラボ原則なし(切替日に自動移行)承諾番号の取得→申込のみ
②転用フレッツ光→光コラボ原則なし(回線設備をそのまま使用)転用承諾番号の取得→申込のみ
③設備が変わる新規乗り換えauひかり・NURO光⇔光コラボ などあり(開通工事が必要)開通が先・解約が後

パターン①②:事業者変更・転用なら原則「空白なし」

今の契約が 光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光など、NTT回線を使うサービス)で、乗り換え先も光コラボなら、手続きは 事業者変更 です。同じNTTの回線設備をそのまま使うため原則工事は不要で、切替日に旧契約から新契約へ自動で切り替わる 仕組みのため、ネットが使えない期間は基本的に生じません(NTT西日本公式・2026-06-10確認)。フレッツ光から光コラボへの乗り換え(転用)も同様に、回線設備をそのまま使うため原則空白なしで切り替わります。

乗り換え先の有力な候補としては、縛り条件が比較的緩く解約金が抑えめの [GMOとくとくBB光](/go/internet-primary/)(au・UQ mobileのスマホセット割対象)が、公式サイトに乗り換え(事業者変更)向けの申込ページを用意しています(gmobb.jp・2026-05-02確認時点。キャッシュバック等の条件は変動するため、申込前に必ず公式サイトで最新条件を確認してください)。

パターン③:設備が変わる乗り換えは「開通が先・解約が後」

auひかり・NURO光などの独自回線と光コラボの間の乗り換えは、回線設備そのものが変わるため 新規契約+開通工事 が必要です。空白期間を作らない原則はひとつ、新回線の開通を先に済ませ、旧回線の解約を後にする ことです。

  1. 新回線を申し込む(旧回線は解約しない・触らない)
  2. 開通工事日を確定させる(在宅勤務者は業務の薄い日・午前枠を指定)
  3. 開通・動作確認(実際に新回線でWi-Fi接続・ビデオ会議ができるか確認)
  4. 旧回線の解約を申し込む(解約日は開通確認の後に設定)
  5. 旧回線の機器返却・撤去対応

開通日と解約日の重ね方

解約日は「開通予定日の直後」ではなく、開通確認から数日〜1週間程度の余裕を持たせて 設定するのが安全です。開通工事は当日の建物状況で延期になることがあり、開通直後は接続設定のトラブルも起きやすいためです。

二重契約期間のコストの考え方

旧回線と新回線の契約が重なる期間は両方の月額がかかりますが、負担は「旧回線の月額 × 重複期間」で見積もれます。月額5,000円の回線で重複が1か月なら5,000円前後。解約月が日割りにならない事業者(ドコモ光など・NTTドコモ公式 2026-06-10確認)では、解約日を月末に寄せても1か月分かかります。在宅勤務でネットが止まった場合の業務影響を考えると、数千円の二重期間は「保険料」と捉えると判断しやすくなります。

なお、引越しと同時の乗り換えは手続きの構造が変わります(住所が変わると事業者変更が原則使えない等)。光回線の引越しは「移転」と「解約→新規」どっちが得? を先に確認してください。

先に解約してはいけない4つの理由 — 空白期間が生まれる典型パターン

  • 撤去後の再開通は「新規工事」扱いになる — 解約時に光ファイバーや光コンセントの撤去工事まで行うと、同じ部屋で再びネットを使うには新規契約として開通工事からやり直しになります(撤去の要否・扱いは事業者・建物により異なります)
  • 開通工事は待たされる — 新規工事は申込から実施まで通常数週間、引越しシーズン(3〜4月)は1か月以上かかる場合があります。先に解約すると、その待ち時間がまるごと空白期間になります
  • 事業者変更が成立しなくなる — 光コラボ間の乗り換えで先に解約すると、空白なしで移行できるはずの事業者変更自体が使えなくなり、工事ありの新規契約からやり直しです
  • 解約の取り消しは難しい — 解約処理や撤去工事が進んでしまうと、気が変わっても元に戻せないことが多い

工事が間に合わない時のつなぎ手段(一般論)

順番どおり進めても、工事延期などで空白が生じそうになる場合はあります。つなぎの選択肢は次の通りです(いずれも一般論です。具体的なサービス選定は利用環境に合わせて検討してください)。

  • スマホのテザリング — 追加契約なしで使える最速の手段。ただしデータ容量を消費するため、ビデオ会議が多い在宅勤務では数日が限度になりやすい
  • ホームルーター・モバイルWi-Fiの短期レンタル — 数日〜数週間単位で借りられるサービスがある。空白が1週間を超えそうな場合の候補
  • 会社・コワーキングスペースの利用 — 空白期間だけ出社やドロップイン利用に切り替えるのも現実的

在宅勤務者向け:切替前後のチェックリスト

切替日・工事日の前後で業務を止めないために、次の6点を事前に確認しておくと安全です。

  • 切替日・工事日をカレンダーに登録 — 重要会議と重ねない。工事は午前枠だと当日中に復旧確認しやすい
  • 工事の立ち会い者を確保 — 派遣工事は原則立ち会いが必要で、所要1〜2時間が目安(時間帯・所要は事業者の案内に従う)
  • Wi-Fiルーターの再設定手順を確認 — 事業者が変わると接続設定の変更が必要な場合がある。レンタルルーターは新事業者のものに交換
  • IPv6(IPoE)オプションの扱いを確認 — IPv6接続は事業者ごとの提供のため自動では引き継がれない。新事業者側で申込が必要か、手持ちの対応ルーターをそのまま使えるかを申込時に確認
  • 旧回線のレンタル機器の返却期限を控える — 返却遅れは違約金の対象になる場合がある
  • つなぎ手段(テザリング等)を当日朝に一度テスト — いざという時に「つながらない」を防ぐ

ネットが使えない期間に関するよくある質問

Q. 事業者変更でも切替日にネットが止まることはありますか?
A. 切替日に回線契約が自動で切り替わるため空白期間は基本的に生じませんが、当日にプロバイダ設定の変更(ルーターの再設定)が必要になる場合があり、その作業中は接続が中断します。在宅勤務者は切替日を業務の薄い日に指定し、新しい接続設定の情報を事前に手元へ用意しておくとスムーズです(手順の全体像は 事業者変更ガイド を参照)。
Q. 光回線の乗り換えで空白期間はどれくらいになりますか?
A. 先に解約してしまった場合、新規の開通工事は申込から実施まで通常数週間、3〜4月の繁忙期は1か月以上かかることがあります。逆に「開通が先・解約が後」の順番を守れば空白は原則ゼロにできます。空白の長さを心配するより、順番で空白そのものをなくすほうが確実です。
Q. 引越しと同時に乗り換える場合も同じ進め方ですか?
A. 引越しでは住所が変わるため事業者変更が原則使えず、「移転」か「解約→新規」の比較になります。新居の開通工事が入居に間に合わないケースも多いため、考え方は本記事と共通ですが、費用の損得は 光回線の引越しは「移転」と「解約→新規」どっちが得? で確認してください。
Q. ひかり電話の番号は乗り換えで止まりませんか?
A. 事業者変更ではひかり電話の電話番号を継続でき、電話も切替日に切り替わります(NTT西日本公式・2026-06-10確認)。設備が変わる乗り換えでは番号継続の手続きが別途必要で、ネット以上に事前確認が重要です。固定電話を業務で使う人は、申込時に「番号を継続したい」と必ず伝えてください。

まとめ:自分のパターンを確定し、順番を守る

  1. 自分の乗り換えがパターン①〜③のどれか確認する(今の契約と乗り換え先の組み合わせで決まる)
  2. ①②なら空白リスクは原則なし — 承諾番号を取得して申し込むだけ。手順は 事業者変更ガイド転用ガイド
  3. ③なら「開通が先・解約が後」 — 解約日は開通確認の数日後に設定。二重期間の数千円は空白を防ぐ保険料

乗り換え先をまだ決めていない人は、光回線おすすめランキング光回線の横並び比較 で月額・速度・セット割を確認してから、承諾番号の取得(または新規申込)に進んでください。